
古い車の買取相場|年式・車種・状態別に徹底解説
年式10年以上の車の平均買取額
年式10年以上の車でも、条件次第では数万円から十数万円で取引されることがあります。
特に、日本車は耐久性が高く、海外市場では高い評価を受けています。
そのため、国内では「廃車」と判断されるような車でも、輸出用として買取されるケースが多いのです。
平均的には、年式10年以上、走行距離10万kmを超える車でも3万円〜15万円程度の買取価格が期待できます。
もちろん、車種や状態によってはこの範囲を大きく上回るケースもあります。
たとえば、トヨタの「ハイエース」や「ランドクルーザー」などは海外で人気が高く、10年以上落ちでも20万円以上の買取実績があります。
反対に、人気が低いセダンなどは1万円以下ということも。
査定を依頼する前に、自分の車種の市場価値を調べておくことが重要です。
軽自動車と普通車の違いと相場感
軽自動車は普通車に比べて新車価格が安いため、買取相場もやや低めになります。
しかし、税金や維持費の安さから中古市場では根強い人気があり、状態が良ければ意外な高額査定が期待できるのも事実です。
例えば、スズキの「ワゴンR」やダイハツの「ムーヴ」などは、年式が古くても5万円〜10万円前後での取引例が存在します。
軽トラックはさらに人気があり、海外需要も高いため、年式が古くても15万円以上で売れることもあります。
一方、普通車は車種ごとの価格差が大きく、買取価格も0円〜30万円以上と幅があります。
外車やスポーツカーなどは、状態や年式に関わらずプレミアがつく可能性も。
軽自動車だからと言って諦めるのではなく、まずは複数の業者に査定を依頼して相場を見極めることが大切です。
車検の有無や走行距離による価格差
車検の有無や走行距離は、古い車の査定価格に大きな影響を与えます。
車検が残っていれば、業者側が再販時の整備費用を抑えられるため、その分査定額が上乗せされやすくなります。
たとえば、車検残が1年以上ある車両は、同条件で車検切れの車に比べて数万円高く評価される傾向があります。
一方で、走行距離が10万kmを超えると減点要素になることが多いですが、エンジンの状態やメンテナンス履歴によっては十分にカバー可能です。
「走行距離=価値の低下」ではなく、整備記録や使用環境が重要な評価基準となっています。
また、走行距離が少ない古い車は「ガレージ保管されていたのでは?」とプラス評価されやすく、買取価格も上がる可能性があります。
車検や走行距離を正直に伝えることが、より正確な査定と信頼獲得につながります。
ディーラー下取りと買取業者の査定差
古い車を売る際、ディーラー下取りと買取業者査定では査定額に大きな差が出ることがあります。
特にディーラーでは「次の車を買ってくれるお客様」へのサービスという位置づけが強く、年式が古い車は下取り価格が付かない(0円)というケースも少なくありません。
一方で、買取専門業者や輸出ルートを持つ業者は、古い車の価値をしっかり評価してくれる傾向があります。
例えば、ディーラーでは「無料引取」と言われた車が、買取業者では5万円以上の値が付くことも。
また、一括査定サイトを使えば、複数業者の査定額を比較できるため最高額での売却が実現しやすくなります。
さらに、最近ではオンライン査定・出張査定に対応している業者も多く、手間をかけずに高額査定が狙えます。
下取りだけでなく、幅広い選択肢を検討することで、古い車でも納得の売却が可能になります。

高く売るには?古い車の買取で損しない5つのコツ
複数業者に一括査定を出す理由
古い車を高く売る最大のポイントは、複数業者に査定を依頼することです。
1社だけに依頼すると、その業者の提示額が市場の適正価格かどうか判断できません。
一方で、複数の業者に見積もりを取ることで、価格の比較が可能になり、最も高く評価してくれる業者を選ぶことができます。
近年は無料の一括査定サイトが充実しており、スマホやPCから数分で複数の見積もり依頼が可能です。
これにより、最大で10万円以上の差が出ることも珍しくありません。
また、業者間での価格競争が起こりやすくなり、交渉次第ではさらに査定額をアップさせることも可能です。
査定の比較は、高額売却を狙う第一歩です。
車をキレイにしてから査定を受けるべきか?
査定前に車を洗車し、内装を整えるだけで、印象は大きく変わります。
たとえ年式が古くても、丁寧に扱われていたと感じさせる車は、査定士の印象が良くなり、プラス評価につながりやすくなります。
外装に洗車傷がないよう注意しながら、簡単に拭き取り清掃をするだけでも効果的です。
また、車内にゴミや異臭がないようにし、できればシートの掃除やフロアマットの洗浄も行っておくと良いでしょう。
ただし、車の傷やへこみを無理に修理する必要はありません。
業者はそれを加味して買取後に修理するため、自費で直すとコストのほうが高くつく場合があります。
「清潔感=大切に乗られていた証拠」と見なされるため、査定前のちょっとした手間が、数千〜数万円の差になることもあります。
タイミングと季節で変わる査定価格
買取価格は、季節やタイミングによって大きく変動します。
たとえば3月や9月は、中古車の需要が高まる時期で、業者も在庫確保に積極的になるため、査定額が上がりやすい傾向があります。
一方、年末や決算直後は在庫整理モードに入りやすく、価格が落ち着く傾向があります。
また、新型車が発表された直後などは、旧モデルの価格が下がることもあるため、売るタイミングは非常に重要です。
さらに、車検の直前に売るよりも車検残があるうちに売却した方が高く評価されることが多いため、査定前に時期を見計らうこともポイントです。
「いつ売るか」を戦略的に考えるだけで、想像以上に査定額を引き上げられる可能性があります。
書類・整備記録は“買取価値”になる

整備記録簿(メンテナンスノート)や取扱説明書、スペアキーなどは、買取時に大きな評価ポイントになります。
これらの書類が揃っていることで、車が丁寧に管理されていたことが証明でき、業者も安心して再販できる材料になります。
特に整備記録は、法定点検やオイル交換が定期的に行われていた証拠になるため、エンジンや足回りの信頼性評価に直結します。
また、保証書や社外パーツの取扱説明書、改造履歴などもあれば一緒に用意しておくとよいでしょう。
「丁寧に保管されている=全体的に大切に扱われていた車」という印象を与えることができます。
査定前に書類を整理し、すぐ提示できるようにしておくことで、スムーズな査定と高評価の両方が期待できます。
\ あなたの古い愛車、思った以上に高く売れるかもしれません。 /
廃車にする前にチェック!古い車を売る判断基準
修理費用と買取価格を比較する方法
「修理して乗り続けるべきか」「売却・廃車にすべきか」を判断するカギは、修理費と買取価格の比較です。
もし、修理費が数十万円かかるのに対し、車の買取価格がそれを大きく下回る場合は、無理に修理するよりも売却を検討したほうが経済的といえます。
特に、エンジンやミッションといった高額修理部品の故障は要注意です。
これらの修理は10万円以上かかることもあり、年式の古い車にかけるにはリスクが高くなります。
まずは無料査定サービスを利用して、現在の買取価格を把握しましょう。
そのうえで、修理見積もりと照らし合わせれば、費用対効果の判断がしやすくなります。
「修理=延命」か「売却=損失回避」かを明確にすることが、最適な判断につながります。
事故歴・故障歴ありでも売れる可能性
事故歴や故障歴のある車でも、必ずしも「価値ゼロ」ではありません。
実際、多くの業者が事故車・故障車専門の買取サービスを展開しており、再利用やパーツ取りの目的で買取を行っています。
たとえば、フレームに問題がない軽微な事故歴の場合は、修理済みであれば通常の中古車として扱われることもあります。
また、エンジンが動かなくても、レッカー費用無料で買取に対応してくれる業者も増えています。
さらに、海外市場では「多少の損傷は問題視されない」ことも多く、輸出用として事故車でも高値がつくケースもあります。
重要なのは、正直に状態を伝えること。
隠すことで査定後に減額やキャンセルになるより、最初から「事故歴あり」と提示したほうがスムーズな取引が可能です。
廃車買取と中古車買取の違いとは
古い車を処分する際、「廃車買取」と「中古車買取」の違いを理解することが大切です。
中古車買取は、再販や輸出を前提に車を買い取るため、走行可能であることが条件になることが多いです。
一方、廃車買取は、車としての再利用が困難な場合でも、部品や金属素材としての価値を評価して買い取ってくれます。
たとえば、エンジンが壊れていても、ホイールやエアコンパーツなどが使える場合、それらを取り出して再販するビジネスモデルです。
そのため、走行不能な車両や車検切れの車でも、0円以上の価値がつく可能性があります。
また、廃車買取業者は手続き代行もしてくれることが多く、面倒な名義変更や解体手続きもスムーズに進みます。
「廃車=費用がかかる」と思い込まず、無料査定を受けてから判断することが、損をしないためのコツです。
迷ったら無料査定だけでも受けるべき理由
「古い車だから売れない」と決めつけてしまう前に、無料査定を受けてみるのが正解です。
特に、オンライン査定や出張査定なら、手間なく現状の価値を知ることができます。
業者によっては、古い車専門の買取プランを用意しており、思わぬ高値がつくことも。
実際、車種や年式によっては、想定以上の需要がある場合があります。
無料査定を受けるだけなら費用はかかりませんし、査定後に売らなくても問題はありません。
「今売るべきかどうか」を判断するための情報収集として、気軽に活用できます。
迷ったときこそ、行動することが損を避ける第一歩です。
一括査定サイトや出張査定サービスを活用して、愛車の価値を正しく把握しましょう。

古い車でも歓迎!おすすめの買取業者5選【比較表あり】
選定基準|古い車を評価してくれるポイント
古い車の買取業者を選ぶ際は、「年式が古くても価値を見いだしてくれるかどうか」が最大のポイントです。
一般的な中古車買取店は、新しい車や人気車種に強く、古い車の評価が低くなる傾向があります。
そこで注目したいのが、廃車・事故車・輸出専門など、古い車を得意とする業者です。
これらの業者は再販ルートや部品リサイクルの知識が豊富で、「動かない車」「車検切れ」「ボロボロの軽自動車」などにも価値をつけてくれます。
また、レッカー代・引き取り費用・手続き代行が無料であるかも重要な比較ポイントです。
古い車にコストをかけたくない人にとって、これらの無料サービスは大きなメリットになります。
「売れないと思っていた車に値段がつく」業者を見つけるには、こうした観点で選ぶことが大切です。
各社の査定方法と特徴の違い
買取業者によって査定方法や得意分野は大きく異なります。
ここでは、古い車に強い5社を紹介し、それぞれの特徴を解説します。
1. カーネクスト:全国対応の廃車専門業者。
車検切れや不動車でも無料引取・高価買取の実績多数。
2. ハイシャル:事故車・廃車の買取に特化。
LINE査定対応でスムーズ。手続き全て無料。
3. 廃車本舗:地域密着型の老舗業者。
廃車証明書・自動車税の還付手続きにも対応。
4. オートバックス車買取:全国チェーンの信頼感。
古い車でも状態次第でプラス査定。整備工場併設店もあり。
5. 楽天Car車買取:一括査定+ポイント付与が魅力。
楽天ユーザーにとってはお得度が高い。
査定額だけでなく、対応の丁寧さ・サービス範囲もチェックポイントです。
実際のユーザー評価と体験談
どれだけ高く売れたとしても、対応が雑だったりトラブルがあると満足度は下がります。
そこで、実際に古い車を売却したユーザーの体験談をもとに、各業者のリアルな評価を紹介します。
・カーネクスト利用者Aさん:
「ディーラーでは値がつかなかった車が5万円で売れた。電話対応も丁寧で、手続きがとてもスムーズだった」
・ハイシャル利用者Bさん:
「事故車だったが、他社より高額で売れた。LINEで査定できたのが便利だった」
・楽天Car利用者Cさん:
「楽天ポイントがついてお得感があった。複数業者から連絡が来て、比較して選べたのが良かった」
実際の声からも、業者ごとの強みと使いやすさが見えてきます。
口コミは選ぶ際の重要な判断材料になります。
一括査定サイトの活用術

一括査定サイトを使えば、複数の買取業者から査定額を一度に取得できます。
特に古い車は業者による評価のばらつきが大きいため、比較することで数万円以上の差が出ることも。
有名な一括査定サイトとしては「カーセンサー」「ズバット車買取比較」「楽天Car」などがあります。
登録は1〜2分で完了し、あとは各業者からの連絡を待つだけです。
査定額だけでなく、対応スピードや親切さもチェックしておくと、ストレスなく売却を進められます。
また、希望価格を伝えて交渉するのも、納得できる売却のコツです。
スマホだけで完結するサービスも増えており、忙しい人にも最適です。
一括査定は、もはや買取の基本戦術といえるでしょう。
\ あなたの古い愛車、思った以上に高く売れるかもしれません。 /